「Parallels Desktop for Mac」ではWindowsをインストールすることが目的の方も多いかと思いますが、開発テストなど仮想マシン上でのmacOSで動かしたい方も多いかと思います。
ここでは「Parallels Desktop」でmacOSをインストールする方法、そして古いmacOSのバージョンなど指定のバージョンでのインストール方法も解説します。
「Parallels Desktop」でmacOSをインストールする方法
1.「Parallels Desktop」のコントロールセンターからダウンロードする
「Parallels Desktop」でmacOSをインストールするには「Parallels Desktop」を起動してコントロールセンターから右上にある「+」ボタンをクリックします。

新規作成画面が出るので「ダウンロードmacOS」アイコンをクリックして「続行」ボタンをクリックします。

ダウンロードの確認画面出るので「ダウンロード」ボタンをクリックします。
なおダウンロードできるのは使用しているMacと同じmacOSのバージョンとなります。

ダウンロードが自動で進行します。

2.macOSをインストール
ダウンロードが完了すると自動でインストールが開始されます。

インストールが完了すると初回起動時の設定画面になるので設定を進めていきます。

各種設定が完了すれば仮想環境の中でのmacOSが使用できるようになります。

「Parallels Desktop」で指定のバージョンのmacOSをインストールする方法
「Parallels Desktop」から通常ダウンロード&インストールできるのは使用しているMacと同じmacOSのバージョンとなりますが、他のOSのバージョンを使う場合はIPSWファイルが必要となります。
MacのIPSWファイルとは(macOSのファームウェアファイル)は、Intel MacやAppleシリコンMacで復元や再インストールの際に使用されるファイルとなります。
1.「Mist」を使ってmacOSのIPSWファイルをダウンロードする
IPSWファイルをダウンロードするにはいくつか方法がありますが、ここではもっとも簡単にできる「Mist」というアプリを使用します。

GitHub – ninxsoft/Mist: A Mac utility that automatically downloads macOS Firmwares / Installers.
「Mist」はオープンソースで公開されているアプリで上記サイトからdmgファイルをダウンロードするかHomebrewを入れている方は以下のコマンドでインストールできます。
brew install --cask mist
インストールが完了するとリストを取得にいくのでしばらく待ちます。

リストの取得が完了すると取得された各macOSのバージョンのリストが表示されます。

リストが表示されたらダウンロードしたいバージョンのダウンロードアイコンをクリックしてダウンロードするか右側のクリップボードアイコンをクリックしてURLを取得してブラウザからダウンロードすることができます。

2.「Parallels Desktop」でIPSWファイルからmacOSをインストールする
ダウンロードしたら「Parallels Desktop」のコントロールセンターから新規作成画面に入り、「Windows、LinuxまたはmacOSをイメージファイルからインストールします」をクリックして「続行」ボタンをクリックします。

「Parallels Desktop」が自動でダウンロードしたIPSWファイルを検出して表示してくれるので、該当のIPSWファイルを選択して「続行」ボタンを押すと、イメージファイルの指定画面が出るので進めるとインストールすることができます。
もし自動で検出されたなかった場合は下にある「手動で選択する」ボタンをクリックしてファイルを直接選択してインストールしてください。

「Parallels Desktop」でWindows 11をインストールする方法はこちらで解説しています。